記憶が飛ぶ
時には脱ぎ捨ててしまいたいことだってあるさ
裸になりきれないもどかしさ抱えて
空に叫ぶ
夜に叫ぶ
不謹慎な話だけれど、初めて「酒で記憶が飛ぶ」という経験をしたのは16歳の秋だった。
朝起きて、昨夜のことが思い出せないことに気がついたオレは、一緒に酒を飲んだ友達数人に電話をして、飛んでしまった記憶のカケラをかき集めた。
その結果、一緒に居合わせた友達の中の一人に謝ることになった。

その後、何度か「酒で記憶が飛ぶ」という経験をしたが、「ぜんぜん普通だったよ」という言葉を聞いても、気持ちのいいものではなく、だからといって取り戻せることでもなく、「ま、しようがない。忘れちゃおう」ということで済ませてきた。
決して、記憶がないふりをして、不躾を酒のせいにしたりはしていない。ほ、本当だ!
「よく覚えてないなぁ〜...」というのは、あるけどね(笑)
この「酒で記憶が飛ぶ」という状態はコントロールができない(たぶん)。

これがコントロールできたら、厄介でもなんでもない。逆に便利だ。
♪忘れてしまいたいことやぁ〜...♪を頭の中で繰り返しながら飲み続けても、忘れられないものは忘れられない。
近頃は、「酒で記憶が飛ぶ」ということも無くなった。
酒の力など必要ない...
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