日本のウエスト・コースト

僕は海を左に見ながら
君は右に見ながら歩いてく
夕陽が沈む瞬間
どれだけ近くにいられるか

メロ付きはこちら↓
♪サンセット・ゲーム♪

山形県鶴岡市では、海に沈む美しい夕陽を観る事ができる。
そのことを人に話すと、「やまがた」というサウンドから即座に海をイメージできない人が多いことに驚かされる。「よく知らない地方」というのは、新幹線や有料道路が通っている場所からのイメージが先行してしまう。

山形県の海沿いは、日本のウエスト・コースト(笑)なので、太陽が海に沈む。
サンセットビーチで夕陽を背にして写真を撮れば、間違いなく「これどこ?」と羨ましがられる。(?)
おまけに、藤沢周平の時代小説でお馴染みの庄内藩では、釣りを武芸の一環として奨励していたというほど、歴史ある豊かな海でもある。

その鶴岡で、久しぶりに美味しくて懐かしい思いをした。

白山だだちゃ豆、民田茄子の漬物、岩牡蠣、紅ズワイガニ‥‥。
そして、「初孫」と「十四代」という酒‥‥
庄内地方は、山、川、海と、自然に恵まれた「美味しいところ」だ。

dadacha_mame.jpgのサムネール画像言葉も、柔らかい抑揚とテンポで、遠い昔の風を感じる。

minden.jpgのサムネール画像なぜ「懐かしい」のかと言うと、オレの両親はここの出身で、幼少の頃の夏は毎年ここで過ごした。
今、クラゲで有名な加茂水族館の近くに、その頃は岩場の海水浴場があり、毎日泳ぎに行った。水中眼鏡を着けて潜ると沢山の魚が泳いでいたので、毎回、使い方も知らない銛を持って行った(一匹も突けなかった)。岩場なので、よく足も切ったけれど、「海の傷は大丈夫」と言われていたので、放っておいた。身体が冷えると玉こんにゃくを竹串に刺したのが売っていて、ハフハフいいながら食べたものだ。

kani.jpgのサムネール画像小学一年生の時の絵日記には、浮き輪で浮かんだオレが、ウニでいっぱいの網を持ち、兄貴達が潜っている様子が描かれていた。
あの頃は、大人達が「健康優良児」と言う言葉を使って、よく食うオレをニコニコ微笑みながら褒めてくれた。お調子者のオレは、どんどん食べて、夏毎に太っていった。

小学校の高学年になってギターを弾き始め、日本のフォーク・ソングやT.REXを聴き、ブリーチ・ジーンズやネルシャツを着始めた頃には、夏になると花火大会や盆踊り大会に出かけて同級生の女子に出会うことに夢中になって、鶴岡には行かなくなった。
ただ今でも、小学生の頃、学校で一番身体が大きかったという話になった時には、必ず鶴岡の夏を思い出す。

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